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  • 大きな柿の木

    2009.10.10

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    今年、我が家の柿の木には実が10こ程しかなりませんでした。 そこにカラスがやって来て実を突ついています、 10こしかないのに 追い払おうとしたのですが、 まあいいやとほっておきました、あれっ 食べないの? あまり美味しくないようです。

    鳥ってとてもお行儀が良いです。実が沢山なっていたとしても、あれもこれもと突つかないで、一つの実を代わりばんこにつついて食べていきます。 共存共栄なんですね。

    子供の頃の我が家は、窓から大きな柿の木に登れました。屋根から先に登るのは,枝が細く折れやすいので命がけです。

    真っ青な秋の澄んだ空を見上げながら上まで登り、一番美味しそうな一つをカラスととりっこしてやっと手にした時は充実感一杯で、別世界にいるようでたまらなく嬉しいです。

    最初は窓から登れる柿の木は、我が家から少し離れた竹やぶの中にありました。 毎年実が一杯なります でも鉄条網が張り巡らされていて穫れないのです。 たまに盗んで穫ろうとすると、地主さんのおばあさんに こらっ と怒られます。

    子供心にその木が欲しくて 欲しくて  大きな声で柿の木が欲しいと泣いていたら 父親が柿の木を含めた土地を買い足し、家を柿の木に接近する迄移動したのです。

    家を動かしたので,家はガタガタで隙間だらけで、冬は寒い家でしたが、窓から木に登れる楽しさはスリル満点で 格別でした。 結婚するまで毎年登っていました。 

    家の前に種を撒いたら蔓に生り、雲の上迄伸びて鬼退治をした、ジャックと豆の木の話は 共通点があるようで大好きです。 木のてっぺんから見る世界は空が近く現実離れして空想の世界です。

    馬鹿と子供は上に登る! だそうです!

    家では庭が広く成ったので、友達が一人増え二人増えその内 クラス全員集合したの? 位集まり 缶蹴り、かくれんぼ 鬼ごっこと夢中で遊んでいました。

    止めようと云うと、皆,さあ〜と止めて満足そうに〜 自転車に乗って一目散で 家に帰ります

    止めようと云ったのは自分ですが、一斉に 満たされた顔をして帰られると 帰る所があっていいな〜と取り残されたような 何とも云えない 虚しさを感じました。

    遊びにおいでよ!何て云っていないのに,勝手に遊びに来て,十分楽しんで 家にさっさと帰ってしまう 友達ってみんな 勝手だな 友達なんかいらない!と 真剣に思いました。

    そうなんです! 子供は皆、自己表現の天才! 勝手なんです!

    大人になっても、上手に自己表現をし、目的を達成させ思った通りの人生を 手に入れましょう ♪♪

     

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