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三島由紀夫 豊饒の海
2017.01.30
19巻目 豊饒の海を読み始めようとした日の朝日新聞の朝刊に 三島由紀夫が豊饒の海を書き終えてから、体の中に死が入ってきたと伝え その9ヶ月後に自殺したと報じられていました。
これから読もうとした本が話題の本とは あまりにも偶然でしたので、因縁でもあるのかな?期待しながら読んでみました。
三島由紀夫は人生の最高の頂点の時に死ぬことが美学だったようです。 そんな事も感じさせられました。
小説は18巻と19巻で一つのストーリーで 前巻では担担と成功していった人が、次巻では全く違う醜く落ちぶれた人生、でも本質的な性格は変わらない。
前巻は今までの中で一番感動した小説でしたので、満足して読み終えたのに、何もわざわざ次巻で裏切らなくともいいでしょ! と 思わず文句がでてきましたが印象に残る小説でした。