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  • 兄の教え

    2010.03.14

    写真は水仙 My gardenより IMGP0936.JPG これからの日本の子供達は村意識ではなく個を大切に生きなければいけない! と志が高かった学生時代の兄に私達妹三人は教えられました。 お金、時間の使い方、部屋は個室にする。

    一人一部屋等到底出来ません、床の間を二段ベットのように改造し別々にカーテンを掛け二部屋作りました。カーテンで仕切られた一畳分の個室は自分の城っと言った感じで夢があって楽しかったです。末っ子の私には順番が回って来て自分の部屋として使えたのは短かったように思います。

    5才上の姉は、そこで夜遅く迄よく勉強をしていました.カーテン越しに見えるスタンドの明かりとノートに書く鉛筆の音が真剣に聞こえ凄いな〜と尊敬の気持ちが沸き起こりました。

    中学生になると、一月1500円だったと思いますが貰い、学校に掛かるPTA会費、文房具代等自分で管理させられました。残ったお金で郵便貯金をしたり、お菓子を買ったりやり繰りは自由です。

    郵便貯金をしている姉達が羨ましくて中学生に成ると、直ぐ郵便局に行って貯金をした時には、誇らしく嬉しかったです。

    中間.期末試験になると、勉強をする前にお菓子を買いに行きます。

    姉とお金を出し合って、お菓子を一袋買いお皿に全部を開け1、2、3と号令を掛けながら同時に一つづつ食べた想いでは楽しくて可笑しくて笑ってしまう想い出です。

    時間の使い方は小学生の時、遊びに行く前、兄に何時に帰ってくるか自己申告します、言った通りの時間に帰ってくると、誉められました。

    小学5年生の時、勉強の出来ない私に、兄が5年生の今から英語を勉強したら、英語だけは出来る子に成るから、明日から教えて上げるから来なさいと言われ、喜んで行ったのですが、宿題を出されました、勉強が嫌いな子に宿題を出してもやる訳がないのに、軍隊式に怒られました。 

    お前がもっとしっかりしたら、俺はこの家を出て行かれるのにと言った、兄の言葉に申し訳ないな〜とは思ったのですが、しっかりしようとは思わないで来てしまいました。

    何時も先を見て今を生ている兄の教えは、厳しく恐かったですが、夢があって 前を見据える楽しさと大切さを教えてもらいました。

    真っ正面から私の将来を心配してくれ、ぶつかって来てくれた愛情には心から感謝しています。

     大切な心の拠り所です。

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