毎日、毎日鏡を見ていてもご自分がＯ脚だと気が付かない方がいらっしゃいます。

私もそうでした。人間って不思議ですね。本当の姿を見るのがどこか恐いので、無意識の内に自分にとって都合の良いように鏡をみてしまいます。鏡は真実を映さないで願望を映しているようです。

鏡の前で一瞬、目を閉じてぱっと目を開いてみて下さい。勇気を持って真実を見てみましょう！

友人と久しぶりに会った時、どうしたの？脚が真っすぐに成っているじゃない、と云われました。 「エ～！私、Ｏ脚だったの？」 「ひどいＯ脚で、両足がまったくつかなかったじゃない」 確かに、両足を合わせて頭を下に落とすエクササイズをすると、どうしても膝が離れて両足がつかなかったのです。でも、あれだけ全身映る鏡をみていたのに、鏡に映った自分の足がＯ脚だったとはまったく見えなかったのです。

皆さんも、腰が痛い、肩が凝る、首が痛い、疲れやすい、膝が痛い、など感じられましたら、靴の減り方を見て下さい。踵の後ろ、外側が減っていたらＯ脚かも知れません。

Ｏ脚はご自分が思っていらっしゃるより、見た目も品がなく見えてしまいますし、体の使い方としても非能率的で循環が悪く疲れやすいです。

何故Ｏ脚になるのか

日常生活の癖、歩き方の癖などから膝の向きが外側に開いてしまうのが原因です。では、Ｏ脚を改善しましょう。エクササイズにより、外側に開いた膝の向きを中心に向くように変えていき、中心を使った美しい歩き方を身につけ、Ｏ脚を改善していきます。

日常生活で気をつける事は、

• 下に有るものを取るとき足を開いて取らない
• 両膝をしっかり付け、両足（フット）は少し離して物をとる
• 重たい物を落ち上げるときは特に両膝をしっかり押し付けてお腹に力を入れ物を持ち上げます（腰痛予防にもなります）

これらを習慣にして下さい。

美しい歩き方

• 上半身が前後、左右、上下に動かない
• 体の中心を使う
• 足だけがのびのびと闊達に動く

美しい姿勢で後ろ足の太ももが前足に触ったと同時に太ももを前にほうり出します。真っすぐに伸びた足の股関節に全体重をのせると後ろ足の甲が伸び、美しい体重移動（歩き方）ができます。この動作の繰り返しです。

歩く度に太ももをほうる動作を繰り返すため、股関節はほぐれ血液の循環が良くなり固く太い足、ふくらはぎは柔らかくスリムになり足首の引き締まった美脚になります。 太ももをほうる動作によって膝は軽く伸びます。 膝が伸びて真っすぐになった足に全体重をのせるためハイヒールを履いて歩いても膝を痛めることはありません。